今週のお題「サボる」
「サボる」の語源はフランス語の「サボタージュ」であり、「怠ける」という意味である。
名詞(外来語)に「る」をつけて動詞化する、というのは若者の得意分野で、最近では「ググる」「ディスる」などかなり浸透している言葉もある。
こうした言葉遣いに対して、「言葉の乱れ」を指摘する声もあるが、そういう人たちでも「サボる」という言葉は使っているのではないか。
歌は世につれ世は歌につれ。
歌と同様、言葉は時代を映す鏡である。
言葉の乱れだと若者を「ディスる」前に、そうした言葉が生まれた背景に注目していくと、時代の変化に敏感な大人になれるのではないか。僕はそういう大人でありたい。